企業と従業員の間に生じるギャップとは
企業が積極的に女性活躍推進に取り組んでいると認識していても、従業員が求める取組と企業が行う取組の間にギャップが存在している可能性があります。栃木県が、県内事業所に勤める従業員を対象に実施した調査では、女性活躍推進のために職場で必要だと思う取組として「仕事と家庭の両立支援」が1番に挙がりましたが、事業者向けに実施した調査では、女性活躍推進のために実施している取組のうち「両立支援制度の充実」は3番目となっています。
このギャップから、結婚・出産・育児・介護などのライフイベントをきっかけに生活環境が変わった際に、就業の継続に悩む従業員が現れる可能性があります。
特に、若年層は柔軟な働き方や育児支援制度を重要視する傾向があるため、人材確保の観点からも両立支援制度の整備が有効と考えられます。
出典:栃木県「令和6(2024)年度働き方・女性活躍に関する従業員の意識調査報告書」
出典:厚生労働省「若年層における仕事と育児の両立に関する意識調査(速報)」
- 対策
テレワーク、フレックスタイムや短時間勤務などの柔軟な働き方を制度として導入することのほか、育児や介護などの有無にかかわらず、そういった制度を利用しやすい職場環境を作り、積極的に運用しましょう。男性の育児休業取得を推奨し、職場の協力体制を構築するなど、男女がともに働きやすくなることで、ライフイベントの発生による離職のリスクも低減できると考えられます。
- メリット
従業員にライフイベントが発生した場合にも就業を継続できる可能性が高まることで、人材の確保と定着率の向上が見込めます。また、多様な属性やライフステージの従業員が活躍できることは、採用などにおける企業イメージの向上につながります。